親和中学校・親和女子高等学校

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ごあいさつ

歴史と伝統・文化に支えられながら、親和はさらに進化しています

 緑溢れ野鳥さえずる素晴らしい教育環境の下、厳しかったコロナ禍の約3年間が明け、生徒は伸び伸びと学んでいます。自然環境だけでなく、生徒愛に溢れる教員の熱心な教科指導や部活指導をはじめ、質問や相談に来る生徒への丁寧な対応を見ていると、本校は生徒にとって恵まれた学習環境であると感じています。

 さて、本校は創立137年目の神戸で最も古い女子校として、歴史と伝統・文化が教職員や生徒に継受されてきました。これらを基盤として、親和は中高ともさらに進化・深化しています。

 今年度入学生からは中学校のコースを3コース(スーパーサイエンスコース、スティーム探求コース、グローバル探求コース)へと改編しました。理数系に興味関心を持ち得意な生徒を、より一層理数好きで理数に強い生徒に育成するとともに、全コースとも探究活動をとおして、文理関係なく必要なサイエンスマインドとグローバルマインドを育成するものです。これにより、社会性、課題解決能力とプレゼンテーション力の伸張といった幅広い人間力を育成し、学力向上との相乗効果を図ります。もちろん、各コースでその特色を活かすカリキュラムを編成し、理科系のみならず文科系の生徒も2つのマインドの育成によって様々な学力を伸長して、上記のようにバランスのとれた人づくりに邁進してまいります。

 また、今年度から文科省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の新規採択指定を受けました。SSH校に指定されると、科学技術系人材の育成のため、学校で作成した計画に基づき、「独自のカリキュラムによる授業」や「大学、研究機関、企業と連携した授業及び課題研究」などの活動を軸に、得た知識から問題を設定し、仮説検証をしていく能動的な学びを行うことができます。

 このように、自分で課題を探し、その課題を解決する能力を養う生徒が増えていくこと念頭に、今後も学校生活を充実した日々とし、自信を持って将来に羽ばたくことができる基盤を身に付ける教育活動に取り組んでまいります。

 引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

写真:校長

親和中学校・親和女子高等学校校長   中村 晶平